最近読んだ本
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Newtonを立ち読み。
今回も竹内均さんの遺稿が載っている。
Newtonっぽくない歴史関係の話題が多い。
今回は記憶についての特集だった。
海馬に記憶を保管するとき、扁桃体(感情をつかさどる器官)が活動していると、記憶するときの制限がゆるくなるということが書いてあった。
これは聞いたことがある。だから、感情が伴った記憶は鮮明だったり忘れにくかったりするらしい。
あと、昔学研のDMに載っていた勉強法で「うさぎ跳びしながら暗記」というのがあった。ちょっとマヌケに思えるが、体を動かしながらだと覚えやすいというのは本当だそうだ。
Newtonのバックナンバーで「周期表完全版」というのがある。
周期表マニアにはたまらないだろうなー。
マニアじゃない私でさえ気になるよ。
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北方謙三 「水滸伝(一)」
文庫版です。
面白い~。
本は通勤電車で読むのですが、電車を降りるのが残念に思える本は久しぶりです。
登場人物が皆魅力的です。
第一巻で私が好きなのは、坊主の魯智深と、王進のお母さんですね。
派手な活躍はしないけど、魯智深の、相手の心を開かせる人柄、王進母の賢さ・上品さが良いです。
北方水滸伝の公式ホームページでは林冲が一番人気でした。
解説によると、もともとの水滸伝からは大分変わっているそうですが…。
実家に、横山光輝の漫画の水滸伝がなぜか一巻だけあって、小説を読みながらも漫画のキャラクターが頭に浮かんでしまいました。
毎月一巻ずつ刊行されるそうなので、これから楽しみです。
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吉村喜彦「ビア・ボーイ」
主人公は、ビール会社の花形宣伝部から、地方の売れ行きワースト1支店の営業に飛ばされる。最初はくさっていたが、徐々に営業の面白さを知り、活躍していく。
作者は元々サントリーにいた人で、会社内の話は現実味がある。
でも、ストーリーそのものには現実味がない。
それは、それぞれのエピソードが細切れで、物語として自然に繋がっていないからだ。
何か長い要約文を読んでいるようで、感情移入ができない。
いっそノンフィクションだったらいいのに。
色々な苦労を経て仕事ができるようになる話かと思ったら、失態して謝りに行ったら取引先に即座に気に入られるし。
最後の最後困ったら社長が出てきて鶴の一声で解決するし。
たまに「この人出てくる意味あったの?」って人もいる。
例えばビール研究所の同期。もっと早めに出しておいて、その人となりを描いておけばいいのに。いきなり登場して、「実は彼は理想のビールを造りたいと常々思っていた」とか言われても、説得力がない。
そもそも、この主人公に共感できない。
遅刻で酒乱。社会人として許されないだろ。
でも、取引先には何故か気に入られる。
無遅刻無欠勤で頑張るより、要領のイイ奴が得するのね。
あと、装丁は時間がなかったのですか?
この青じゃ、瀬戸内の海も空もビールの爽やかさもイメージできないです。
電車の中で恥ずかしくない装丁にしてください。
いろいろ文句並べましたが、こういう、仕事で頑張る話は好きです。
まったくつまんなければ、最後まで読みません。
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池内紀「なぜかいい町 一泊旅行」
実は、今日が返却日で、最後まで読めなかったのですが。
でも、しみじみとよい本だと思うので、記録しておきます。
観光地ではなく、自分の勘でぶらりと訪れた小さな町の旅の思い出を綴っています。
いいっすよね。いつかこういう旅ができるようになりたいもんです。
自分は旅行の計画はかなり綿密に立てるタイプです。
電車や現地のバスの時刻表を確認して接続がスムーズに行くようにしておくし、観光地やお土産情報も把握して、見忘れ・買い忘れのないようにしておくし。
土地の由来や習俗も予習してしまう。
それはそれで楽しいです。準備の過程も旅の一部で。
でもいつか、「おっここはよさそうだ」とふらりと出かけ、何の予備知識もないところで発見したり感動したりする旅をしてみたいです。
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伊藤信吾「風に吹かれて豆腐屋ジョニー 男前豆腐店ストーリー」
タイトル長いよ。
ジョニーの大ヒットで話題の男前豆腐店の成り立ちを社長自ら熱く語ります。
熱いよ、社長、熱すぎるよ。
運も実力のうちと言いますが、この社長の場合はまさにそのとおりです。
元々お父さんが大きな豆腐屋さんの社長でその設備や販路を使えたこと、健康ブームで豆腐の人気が出てきたこと、そこに加えてこの社長の努力と才覚があってこその成功だったのでしょう。
この社長、仕事が面白くて仕方ないようです。
豆腐は、差別化が難しい商品ですが、まったく新しい方向から商品に個性を持たせられたのは、元々本人が豆腐屋さんでなかったからかもしれません。
巻末に、ジョニーとその仲間たちの相関図があるので、ファンの人には嬉しいと思います。(私はキャラクターにはあまり興味ないのですが。)
豆腐の味って、価格にかなり比例しますよね。
私も男前豆腐は結構好きです。
この本を読んでいたら豆腐が食べたくなったので、今日は男前に牛薄切りを巻いて豆腐ステーキにしましたよ。でも男前、もろくて崩れやすいので注意が必要です。
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鈴木清剛「夏と夜と」
軽いよ…。
「わたしを離さないで」の後ってこともあるけど、軽いよ。
いや、これはもっと若い年代向けの本なのかもしれない。
以前、同じ作者の「ロックンロールミシン」というのを読んだことがあります。
自分の進路に迷う若者たちの青春群像小説です。
「夏と夜と」の主人公たちも迷ってます。
いやもう、そろそろ落ち着けよ!と思ってしまいます。
いや私だって迷ってるけどさ、家庭を持ったらもうちょっと考えたまへ。
あーでも…文学の主人公って、たいてい傍迷惑に迷ってますよね。仕方ないか。
フリーで洋服のパタンナーをやっている主人公(名前忘れた)は、結婚数年になる妻と暮らしている。平和な生活だが、なぜか満たされない思いもある。
ある日、専門学校時代の友人の一人、和泉みゆきと再会する。和泉は最近、十年前に事故で死んだ共通の友人スウちゃんの幽霊を見るという。…
なんか、無駄な設定&装飾が多いのが気になりました。
最初の方に出てくる玄米ご飯・豆腐のマクロビオティックな食事はなんのために出てきたんだか。それと繋がる記述がまったく出てこない。若い女性にオシャレと思わせたいのか?なんか気持ち悪い。
冒頭と最後に出てくる(そして装丁にもある)「ウイ?」「サバ?」「ノン?」も特に何を象徴しているわけでもなさそうだし。
星型のブローチもそうだし。
太極拳もそうだし。
森とか沼ももうちょっと書き込んであればなぁ。
色々小道具出してる割に、一つ一つに思い入れがない感じ。。
登場人物も個性的な人が多いのだから、もっと掘り下げていけばいいのに。
そして何より文章が女性っぽいのがだめなんだ。これは好みの問題ですが…。
話自体は面白いので読んで損ということはないですが、[「私の場合は」心には深く残らなかったです。。
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カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」
※ネタバレあり
外国が舞台の本はあまり読まないのですが、すいすい読み進められたのは、本そのものが面白かったのと、語りが一人称だったのと、翻訳が上手だったからでしょう。
ただ、十代の男の子が「わからん」とかそんな口調なのはいちいち引っかかってしまいました。
キャシーは「提供者」と呼ばれる人々の「介護人」をしている。
そして自分もゆくゆくは「提供者」となる。
自分たち提供者が育った施設、そして仲間たちのことを思い出す。
人造人間の話だと、たいてい人造人間たちが結託して反乱を起こし、自分たちの運命を切り開こうとしますが、この話はそんな単純なものではない。
望んでいるわけではないが、「結局はそれが使命」と、受け入れていく。
それが切ない。
重い話ですが、有り得ない話でもなく、考えさせられます。
…って、私が何か書いても上手いこと伝えられないなぁ。。
すいませんねぇ。
しかし何故カセットテープなの?未来の話だと思うけど。それともパラレルワールド?CDじゃ味気ないか。。。
染色体には両端にテロメアという染色体を保護するためのキャップのようなものがあり、それが細胞分裂の度に消耗していく。クローンのテロメアは誕生したときから元の固体と同じだけテロメアが消耗していて、だから元の固体よりも寿命が短いはず、という話を昔聞いたことがある。
羊のドリーのテロメアも短かったとか、イヤ通常の長さだけあったとか言われていたが、結局のところどうなったんだろう?少し前にドリーは亡くなったが、他の羊に比べて寿命は短かったのだろうか?
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能町みね子「オカマだけどOLやってます。」
衝撃的なタイトルです。
性同一性障害(当人はこの呼び名が好きではない)の作者の日記ブログを書籍化したものです。
作者はこれから手術を受ける予定で、まだ完全に女性ではないにもかかわらず女性として会社勤めをしているという。
元々女性的な顔・体格だったけど、やはり女性として暮らすのは色々気を使うこともあり…という、日常やらこれまでやらを綴っています。
ふむふむ。そうなんだー。
細川貂々「ツレがうつになりまして。」
鬱になったご主人と漫画家さんの生活を描いた漫画です。
漫画だし、努めて軽い感じで書かれているけど、実際は壮絶な暮らしだったのだろうと思います。漫画の途中に挿入されるご主人のエッセイのページで、ご主人の病気のことを話している途中に漫画家さんが泣いたことが書いてあります。本人も辛いし、家族も「どうしてあげることもできない」辛さがありますよね。
心の病は誰にでも起こりうるものとして、関心を持っています。
だって、あの高島忠夫だって鬱になったんだから(なぜ忠夫が基準?)。
でも冗談抜きで、自分も自分の身近な人もいつなってもおかしくないと思っています。そう思っている人が多いからこの本が売れているのかもしれませんね。
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今日は有隣堂ではなく紀伊国屋書店をうろうろしてみました。
本屋にもいろんな人がいて面白いです。
「軍事」のコーナーにはそろそろ涼しい季節だというのにノースリーブのシャツを着たガタイのいいお兄さんが立ち読みしていて、いかにもな感じでした。
「郷土資料」のコーナーには意外にも髪の毛逆立った若者がいたりして。
私はというと。
文庫のコーナーで「人と深く関わらずに生きるには」とかなんとかいう本(うろ覚え)を見つけて、「わーなんだこの本」と思って、手に取ろうとしていました。
が、その本のちょうど前に女性が立っていました。私ははっとしました。この本をとるには、「失礼」と言いながらこの女性の前に手を伸ばすことになる。女性は必然的に、私が手に取る本のタイトルを見るだろう。そしたら「えっこの人、人と深く関わらずに生きたいのかしら?」なんて思われちゃうじゃないか。違うよ、ただ変わったタイトルだと思ってさぁ。
結局、その女性が立ち去るのを数十秒待ったりなんかしちゃったりして(広川太一郎風)。
で、買ったのは「自分でできる認知行動療法」という本なのですが。
この本差し出したら、なんかレジのお兄さんが気の毒そうな目で見るんですよ。
いや心配しなくていいよ、別に治療するほど病んでいるわけじゃなくてね。ただ面白そうだなと思ってさぁ。
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バーバラ・スミット「アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争」
スポーツに興味のない私も、このメーカーの名前は知っている。
でもドイツの会社だと言うことと、この2つの会社の創立者が兄弟で、元は1つの会社をやっていたのが仲たがいから分裂したのだということは初めて知った。
そういう経緯はフムフムと読んだのだが、内容は2つのメーカーがいかに競い合い、宣伝のために有名選手を買収したかとか、そんな話が多かった。
それと、兄弟それぞれの性格や家庭内、会社内の問題など。
どちらかというとアディダスに肩入れしていて、プーマ側の登場人物が性格悪そうに書かれている。ドキュメントのわりに主観入っているような。
実際ビジネスといったらキレイごとで済まされないんだろうけど。
「勤勉さ」「努力」「誠実さ」といった日本企業の成功物語に慣れていて、かつ、そういう話が好きなので、読んでて幻滅してしまいましたよ。。
仕事の勉強として読む人には、ためになっているのでしょうか?
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森達也「放送禁止歌」
テレビ・ラジオなどのマスメディアでは放送できないとされている歌がある。それらが何故放送禁止となっていったのかを探るうちに、問題は歌ではなく、メディア側の体制にあることが明らかになっていく。
放送禁止歌には厳密な基準があるわけではなく、長年の慣習や「流したらクレームが来るかも」という思い込みで放送していないことが多いことがわかる。
この間映画で効いたイムジン河も放送禁止扱い(実際は違う)だったんだ。
歌の話から、同和問題へと掘り下げられていく。
他の地域は知らないが、私の受けた学校教育では同和問題について全く教わらなくて、その存在すらよく知らない…。
気楽なサブカル本のつもりで手に取ったら、中身は予想外に重かった。
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武光誠「知っておきたい日本の神様」
神様の由来・神社の成り立ちを説明する。
身近なのは鶴岡八幡宮だが、八幡は元々海の神様で、源氏が信仰するようになったとか。弁天は元は水の神様で、のちに富をもたらすとされたとか。
時代が下るにつれて神様に求められる役割も変化していく。
神様というと日本神話を思い出すけど、神話に組み込まれなかった地方の神様もけっこういるらしい。
あと、外来の神様も多い。
巻末には神社と祭神ともたらす利益が一覧表になっている。ハゲに効く神社もあるのには驚いた。
柿本人麻呂を祭った神社は防火やお産の神社とされるが…昔これについて調べた友達が「ひとまる→火、止まる」「ひとまる→人生まる」で、ダジャレから来ていることを授業で発表したら、担当の先生が怒ったことを思い出した。え、でもダジャレじゃないの?
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