2009年7月19日 (日)

里中満智子「天上の虹」

持統天皇の生涯を題材にした歴史マンガです。
学生時代に友達に借りて途中まで読みましたが、最近、続きの巻からまた読んでいます。

面白いのが、登場人物がすごく人間らしいところですね。
「良い人」も、「悪い人」も出てきません。
強いけど人の気持ちに鈍感な人、思いやりがあるけど大事な一言が言えない人、向こう見ずだけど一途な人、逃げ腰な人、考えは良いけど実行力がない人…などなど、現実にもいそうな登場人物たちです。
彼には彼の、彼女には彼女の、考えや事情があって行動をとっている、それが結果として歴史に残る事件に結びついていきます。

特に、従来悪者のイメージの強い藤原不比等が、すごくカッコイイんですわ。
強引だけど、人間らしい情も持ち合わせている、一生懸命な男として描かれています。

歴史をマンガにするのも大変なことですが、それ以上に人間ドラマの部分が濃くて、作者のスゴさに感動します。

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2008年10月12日 (日)

最近読んだ本(9月)

アイヌ本月間。

アイヌ民族博物館監修「アイヌ文化の基礎知識」
萱野茂「妻は借りもの」
朝日新聞アイヌ民族取材班「コタンに生きる」

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2008年9月21日 (日)

最近読んだ本(8月)

感想を書こうと思っていたけど、なかなか更新できないので、とりあえず題名だけでも列挙しておきます。
8月は「読んだパンダ」のエコバッグがほしくて新潮文庫を何冊か買いました。

●いしいしんじ「ぶらんこ乗り」
好き嫌いが分かれそう。
話の内容はともかく、ひらがなが多くて私には読みにくい。

●瀬尾まいこ「卵の緒」
普通にいい話。

●河合隼雄「こころの処方箋」
なるほど。

●恩田陸「夜のピクニック」
青春っていいなぁ。

●仙道直美「萌の朱雀」
有名な映画の小説化されたもの。
8月に読んだ中では一番好きだ。
セリフは多くなく、風景の描写が丁寧で、「きちんとした小説」という印象。
最近の小説は、面白い・個性的な文章を狙っているのか、奇抜な表現が多い気がするけれど、この人の文章は安心して読める。
そのお陰か、悲しい話だけど、穏やかな気持ちで読める。

●和泉流星「僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活」
わかりやすい。

●内田春菊「私たちは繁殖している グリーン」
絵が好き。

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2007年2月 3日 (土)

最近読んだ本

ブルボン小林「グッとくる題名」
本などの題名を考察する本。
小学生のころ読んだ赤川次郎エッセイ「僕のミステリ作法」に「タイトルについて」という項があり、その解説がとても面白かった。
それ以来ものの題名にとても興味があるので、読んでみたが、うーん、普通。

中島らも「永遠(とわ)も半ばを過ぎて」
ひょんなことから詐欺師の計画に加わることになった写植家。
これも普通。

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2007年1月19日 (金)

フリーマンガ雑誌

NHKのニュースで、フリーペーパーを取り上げていました。
そこで紹介されていた、新たに創刊されたマンガ雑誌が翌日配布されていたので、読んでみました。

…あまり面白くなかったです。
目玉は江川達也と思いますが、今回はほんの数ページでした。
次回以降どうなるんでしょうか。

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2007年1月 7日 (日)

扁桃体と海馬

Newtonを立ち読み。
今回も竹内均さんの遺稿が載っている。
Newtonっぽくない歴史関係の話題が多い。

今回は記憶についての特集だった。
海馬に記憶を保管するとき、扁桃体(感情をつかさどる器官)が活動していると、記憶するときの制限がゆるくなるということが書いてあった。
これは聞いたことがある。だから、感情が伴った記憶は鮮明だったり忘れにくかったりするらしい。
あと、昔学研のDMに載っていた勉強法で「うさぎ跳びしながら暗記」というのがあった。ちょっとマヌケに思えるが、体を動かしながらだと覚えやすいというのは本当だそうだ。

Newtonのバックナンバーで「周期表完全版」というのがある。
周期表マニアにはたまらないだろうなー。
マニアじゃない私でさえ気になるよ。

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2006年12月 3日 (日)

最近読んだ本(マンガ)

久世番子「暴れん坊本屋さん」

作者は漫画だけでは生活していけず、本屋でバイトをしています。
その、知られざる本屋さんの裏側を描くエッセイ漫画です。
もー、久々に爆笑しましたよ!
珍しく全3巻買ってしまいました。

本屋さんって、楽しそうなイメージがありますが、重労働だしやること多いんですね。本の発注も、注文すれば必ず届くってわけじゃないんですね。
お客さんに本を探してほしいといわれるとき、たいていタイトルがうろ覚えだという話が笑えました。自分も気をつけよう。

面白いので周りの人に宣伝していますが、私の説明が下手なせいか、皆あまり興味を示してくれません~。

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最近読んだ本

瀬尾まい子「強運の持ち主」

主人公は占い師の女性。
占いといっても、お客さんの第一印象や話の内容で、直感でアドバイスをする仕事。
お客さんには時々変わった人がいて…。
購入まではしませんが、普通に面白かったです。
女性の作家ですが、大げさな比喩や気取った小道具が出てこなくて良いです。

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2006年11月23日 (木)

最近読んだ本 「水滸伝(一)」

北方謙三 「水滸伝(一)」
文庫版です。

面白い~。
本は通勤電車で読むのですが、電車を降りるのが残念に思える本は久しぶりです。

登場人物が皆魅力的です。
第一巻で私が好きなのは、坊主の魯智深と、王進のお母さんですね。
派手な活躍はしないけど、魯智深の、相手の心を開かせる人柄、王進母の賢さ・上品さが良いです。
北方水滸伝の公式ホームページでは林冲が一番人気でした。

解説によると、もともとの水滸伝からは大分変わっているそうですが…。
実家に、横山光輝の漫画の水滸伝がなぜか一巻だけあって、小説を読みながらも漫画のキャラクターが頭に浮かんでしまいました。

毎月一巻ずつ刊行されるそうなので、これから楽しみです。

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2006年11月12日 (日)

最近読んだ本「ビア・ボーイ」

吉村喜彦「ビア・ボーイ」

主人公は、ビール会社の花形宣伝部から、地方の売れ行きワースト1支店の営業に飛ばされる。最初はくさっていたが、徐々に営業の面白さを知り、活躍していく。

作者は元々サントリーにいた人で、会社内の話は現実味がある。
でも、ストーリーそのものには現実味がない。
それは、それぞれのエピソードが細切れで、物語として自然に繋がっていないからだ。
何か長い要約文を読んでいるようで、感情移入ができない。
いっそノンフィクションだったらいいのに。

色々な苦労を経て仕事ができるようになる話かと思ったら、失態して謝りに行ったら取引先に即座に気に入られるし。
最後の最後困ったら社長が出てきて鶴の一声で解決するし。

たまに「この人出てくる意味あったの?」って人もいる。
例えばビール研究所の同期。もっと早めに出しておいて、その人となりを描いておけばいいのに。いきなり登場して、「実は彼は理想のビールを造りたいと常々思っていた」とか言われても、説得力がない。

そもそも、この主人公に共感できない。
遅刻で酒乱。社会人として許されないだろ。
でも、取引先には何故か気に入られる。
無遅刻無欠勤で頑張るより、要領のイイ奴が得するのね。

あと、装丁は時間がなかったのですか?
この青じゃ、瀬戸内の海も空もビールの爽やかさもイメージできないです。
電車の中で恥ずかしくない装丁にしてください。

いろいろ文句並べましたが、こういう、仕事で頑張る話は好きです。
まったくつまんなければ、最後まで読みません。

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