最近読んだ本「わたしを離さないで」
カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」
※ネタバレあり
外国が舞台の本はあまり読まないのですが、すいすい読み進められたのは、本そのものが面白かったのと、語りが一人称だったのと、翻訳が上手だったからでしょう。
ただ、十代の男の子が「わからん」とかそんな口調なのはいちいち引っかかってしまいました。
キャシーは「提供者」と呼ばれる人々の「介護人」をしている。
そして自分もゆくゆくは「提供者」となる。
自分たち提供者が育った施設、そして仲間たちのことを思い出す。
人造人間の話だと、たいてい人造人間たちが結託して反乱を起こし、自分たちの運命を切り開こうとしますが、この話はそんな単純なものではない。
望んでいるわけではないが、「結局はそれが使命」と、受け入れていく。
それが切ない。
重い話ですが、有り得ない話でもなく、考えさせられます。
…って、私が何か書いても上手いこと伝えられないなぁ。。
すいませんねぇ。
しかし何故カセットテープなの?未来の話だと思うけど。それともパラレルワールド?CDじゃ味気ないか。。。
染色体には両端にテロメアという染色体を保護するためのキャップのようなものがあり、それが細胞分裂の度に消耗していく。クローンのテロメアは誕生したときから元の固体と同じだけテロメアが消耗していて、だから元の固体よりも寿命が短いはず、という話を昔聞いたことがある。
羊のドリーのテロメアも短かったとか、イヤ通常の長さだけあったとか言われていたが、結局のところどうなったんだろう?少し前にドリーは亡くなったが、他の羊に比べて寿命は短かったのだろうか?


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