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2006年7月29日 (土)

最近見た映画 「トランスアメリカ」

横浜ニューテアトルへ映画を見に行った。
関内の映画館がどんどん閉館する中で頑張っている。
こういう小さな映画館の良いところは、観客も一人で来ている人が多くて、騒がしくないところだ。今日の観客は30人強。
いつも早めに着いて、後ろの席の真ん中の通路側に座る。トイレに行きやすいからだ。

「トランスアメリカ」
主人公ブリーは中年のトランスセクシャルで、近々性転換手術を受けることになっている。ところが、N.Y.の警察からある日電話がかかってきて、「逮捕した少年の引き取りに来てほしい」という。それは、昔に一度だけ付き合った女性との間にできた息子トビーのことだった。
ブリーは警察にトビーを迎えに行くが、本当のことは言えず、教会のボランティアのふりをする。トビーのN.Y.での荒んだ暮らしぶりを目にしたブリーは、L.A.に連れて行くことにする。

主人公ブリーがすごく堅実で礼儀作法にうるさいクリスチャンなのが面白い。
トビーは美少年で、悪ぶってはいるが根は素直で、ブリーが自分のことをあれこれ構うのを、うるさがりつつ嬉しいと感じている。道中、二人の心がだんだんと通っていく様子が自然だ。
トビーの継父は見た目温厚だが実は義理の息子に性的虐待と暴力を加えていた。腐った親父だ。そのため、トビーは家を出て男娼をして暮らしていた。
ブリーの家庭は一見幸せそうだがそれぞれに満たされない思いや悩みを抱えていてバラバラだ。危ういバランスを保って暮らしている。
人間誰しも事情があるんだよね…。
車を盗んで逃げたヒッピーの美青年とか、そのあと出会った先住民のカッコイイおじさん(グレアム・グリーンという作家みたいな名前の俳優)とかのその後も気になる。

私はこういう、「人生山あり谷あり、これから先も色々あるけど、まぁほどほどにハッピーエンド」な心温まる人間ドラマが好きなんだ。
「いや~映画って、ほんっとにいいもんですね」。
久しぶりに映画を見て、水野晴郎な感想。

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